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【TRIP TO FRANCE at well-made by MAIDENS SHOP】~French Vintage~

MEN&WOMENS |

24日(金)からスタートしたイベント【TRIP TO FRANCE】
Lesca、Saint Jamesと続き最後のご紹介となりました。
最後はフランスのヴィンテージ物のご紹介です。
当店では初めての取り扱いで、かなりマニアックな商品ですので是非お読みいただき少しでも理解を深めていただけると幸いです。

フレンチヴィンテージの一番代表的なアイテムとも呼べるフレンチワークジャケット。

当時フランスの炭鉱夫が作業中に着用していたジャケット。
かなりの激しい重労働なので、生地はとにかく丈夫でなければなりません。
アメリカではデニムのイメージが強いですが、フランスは「モールスキン」という生地を採用していました。
モールスキンは横朱子織という織り方で近しい生地はサテンなど。
サテンなどの特徴としては肌当たりの面積が少ないので着心地がよく光沢感もある上品な生地感。
ですが、これでは耐久性が弱い為、限界までぎゅっと目を詰めて織っているのがこのモールスキン。

重厚感がありながらもギラっとした光沢感。
あるブランドが「ジャーマンレザー」と呼称するように、まるでレザーのような佇まいです。

しかし、1950年頃には徐々にこのモールスキン生地は姿を消していきます。
この横朱子織はかなり時間と手間がかかる織りで作れる織機が減ったこと、炭鉱産業が衰退したからです。
そして、ワークジャケットは徐々にコットンツイル生地へと移行していきました。
ツイル生地はモールスキンほどの耐久性はないが、軽くて皴になりにくく量産しやすいという特性は第二次世界大戦後のフランスにマッチしていました。

ディテールは三つポケットで右胸に内ポケットといたってシンプルなデザイン。
この洗練されたデザインが秀逸で様々な洋服に合わせられる。
それと個人的にグッとくるポイントは60年代以前の個体の襟は少し大きく、ややワイドなつけられ方をしており、縁はグイっときれいなカーブをしています。
フランスの美学が詰まってるおり、もはやファッションのために作られたと言われても納得してしまいます。

今回はよく見るブルーだけでなく、ブラックも展開。言わずもがなレアカラーです。
ブラックのカバーオールは油作業や墓地関係の職業といったピンポイントの職種のみ使用していた為、球数がもともと少ないのです。

デッドストックや使い込んで色が落ち、グレーのような色になったものもございます。
これだけ見れる機会もそうないです。


勿論カバーオールだけでなく、ヴィンテージのリネンシャツやレザージャケット、アトリエコートや某メゾンブランドのシルクスカーフ等、、、
新品の洋服と混ぜて見やすくレイアウトしているので、是非気軽にご覧くださいませ。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

well-made by MAIDENS SHOP 小山

– 会期 –
2023年3月24日(金)~4月2日(日)
営業時間 / 11:00~20:00

– 場所 –
【well-made by MAIDENS SHOP】
ADDRESS / 東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン 日比谷 2階
TEL / 03-6812-7180


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2023/03/26

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